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メールでキャリア相談に乗った

昨日返信した自分のメール。ご本人からのメール内容は付けないので推測してください。

どうもこんにちは。忍者です。
転職エージェントをやっていたことがあります。
 
ご相談メールをぱっと見ての印象ですが、転職した方がいいパターンかなと思いました。なんだかんだと転職の最たる理由って人間関係なんですよね。
社風が合わないのは十分な辞める理由になると思います。
 
ただ、外資に興味があるというのも短絡的な気がしました。
今もう2016年な訳で、2000年に設立した会社も15年の中堅選手な訳ですよね。昭和の香りのしない日系企業なんて今時いくらでもありますよ。
外資系ブラック」で検索していろいろな暴露記事を読んでみた方がいいと思います。
 
外資に興味がある」と同じくらい心配しているポイントなのですが、「マーケティングがやりたい」も罠だと思いました。
こういうカタカナ用語は定義が曖昧なので、そこで思考停止しがちなんですよね。
商品をどう消費者に伝えていくかだったら広告とか広報の企画とかにならないんでしょうか?
こういうように、やりたいことが不明瞭だと、マーケティング部に採用・配属されても「私はキャンペーン効果のレポーティングがやりたい訳じゃない!」というように不満を持つかもしれないですよね。
「マーケティング」という単語に囚われないで、自分のやりたいことは文章で書けるように考えた方がいいと思います。
「名詞&する」系のワードはアクションにまで落ちてないです。
 
あと、マーケティングがやりたいのであれば、データ分析の基本を先に勉強しておくのがいいと思います。
数値を下敷きにしていないマーケは勘と経験頼りのおかしなものでしかないですので。
 
本当は、応募したい求人を見つけて、「求人内の何が自分の琴線に触れて応募したいと思ったのか、自分のこれまでの経験と何がマッチしていて自己推薦するのか」という辺りで経歴書の自己PR欄を書くとだいぶ具体化できていいんですが、まだ◆◆まで○ヶ月あるから、ちょっと早いですよね(今実際に求人を見ても、おそらく◆◆前に求人が閉じます)。
応募できなくてもいいやと思うのであれば、リクナビで色々見てみるのをお勧めします。
それで、どういうスキルが求められるかを具体的に知って独学で勉強しておくと、期間的にもちょうどいいと思います。
 
文献は、私は最初の転職前にはエンゼルバンク(転職漫画)のモデルになった海老原嗣生さんの本やネットの記事を結構読んでました。
あと、人事コンサルタント城繁幸さんの文章も嫌いじゃないです。
 
しかしながら、具体的に役に立ったかというと、別に…ですね。転職というのは個別具体的なご本人と会社があってのことなので、汎用的に「転職とは!」的な本が役に立つ訳ではないです。
役に立つのは求人倍率ですが、ここ2年ほどどんどん上がってきており、しかも企業が人を雇えてないので来年になっても売り手市場は続くと思います。
 
そんなところでしょうか。
追伸として、「辞めてやる!」モードになると既存の会社の人が馬鹿に見えて仕方なくなるんですが、それを表に出すと余計に人間関係が悪くなって人生がギスギスします。
あと○ヶ月もあるんですから、「あーはいはい転職もできないお年の人は可哀想ね。私はまだ20代の転職適齢期なんだから選びたい放題なのよフフン」みたいに、余裕を持って接しましょう。
 
よろしくお願いします。
忍者 

◆◆と○はご本人の属性に関わるところなので伏せています。 

<追記>

ブログ読み返したら、ふと思い出したことがあったので追記メールを送った。

追記です。
送ったメールを読み返して、我ながら「目先の転職ばっかのこと言って長期的なキャリア形成について何もアドバイスしてないなー」と思ったので補足します。
 
長期的なキャリア形成は、私はクランボルツ氏の提唱した理論を参考にしています。
大元はもちろん文献ですが、ネットでもエッセンスは読めるのでいくつかリンクを貼ります。
 
キャリアの8割は偶然? キャリアプランに役立つ「計画された偶発性理論」とは
 
計画的偶発性(プランドハップンスタンス)理論とは?
 
要は、「なんとなーく、こう幸せになりたいというビジョンを描きつつ、目先のことは楽しい(達成感や充実感がある)と思って取り組める方向に舵を切って行けば、キャリアはいつの間にか積み上がってるよ」という感じですね。
転職したりして場を変えるのは大変で色々苦労もあると思うけど、つまらない現状に我慢するよりは、キャリア形成の努力の方向性として合っているよ、ということです。
このように、「目先の転職が実は長期的キャリア形成の第一歩だ」という価値観を私は持っています。
 
忍者