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転職の装い方について補足説明

キャリア

前のエントリ、「1を100にする」という書き方が誤解を招いてしまったので補足をしたい。


以下は「元転職エージェントとして」書く。前のエントリは「転職経験者として」の視点がメインなので一回忘れてください。
転職支援をしてきた身から、「(1の人は労力に見合わないので支援出来ないけれど)、10を100にする」ということが実際にある。それは「個別エピソードを10倍に盛る」ではなく「総合力での10→100」、つまり「マイナス要因の部分を排除することで総計を100に持っていく」ということ。


面接対策を文章で書くのは難しいので職務経歴書の話で説明させて欲しい。
例えば、

  • 社会人経験5年(10点)
  • 会社名だけでなんの企業か分からない(0点)
  • 新人研修で何をやったかから始まる(-15点)
  • 近しい経験はしている(25点)
  • 資格も持っている(10点)
  • レジュメ枚数が多い、余白が多い(-20点)

合計10点の人を

  • 社会人経験5年(10点)
  • 要約をつけ、相手の興味を引きそうな文言を加える(5点)
  • 同業他社・資本が大きい・従業員数がそこそこ、など加点要素を1行説明(5点)
  • 1枚目に求人に合った経歴が来るように編集する(10点)
  • 近しい経験はしている(25点)
  • 資格も持っている(10点)
  • 志望動機を付ける(10点)
  • レイアウトを上手く構成し、3枚に綺麗に納める(10点)
  • 経歴に関係のありそうな別添資料を付ける(5点)
  • 全体的に頭の良さそうな言い回しをする、文体を揃える(10点)

合計100点に持っていく、というイメージ。


ポイントとしては、「(上の例では)元々45点を持っている人である」ということ。見せ方だけで損しているという人は実際いくらでもいて、そういう人に上手く支援出来るとまさに「10を100にする」ということが出来る。
「45点の人が100点の振りをするのも大変なんじゃ?」という突っ込みに対しては「既存社員にだって60〜70点の人はいるよ。だから入った後で頑張ればいいよ」と予防線を張っておきたい。


個別具体的に「10点の志望動機ってなんだ!マイナスじゃない志望動機とは!!」は汎化出来ないので書けない。そこは自分で考える所だ。ヒントとして以下の言葉を。

「どんな会社で何をしていたかということより、新卒の時に何がしたくてその会社に入って、どんなギャップがあって辞めたくなり、なぜ当社が転職先の候補になっているのかということを重視します。人材紹介会社のアドバイスで化粧した志望動機はすぐ分かりますよ。もっと自分の言葉で書いてほしいですね」

経験転職VS未経験転職最前線! - 転職完全マニュアル - 転職は@type


ところで上記の10→100は当然すごく時間が掛かる。転職支援が欲しければ「エージェントにそれをさせるだけの何か」が必要だと思う。私がガチ支援した人もレジュメは第5版までいくわ面接対策も22時近くまでやるわで志望企業に一発必中で入ってったが、それは私がたまたま新人エージェントで時間があったからだと思う。


「エージェントにそれをさせるだけの何か」については、この人のエントリも参考になるかも知れない。

自分の職務経歴書が無個性だということは、エージェントに「数を撃て」と言われたことでなんとなく察していたので、個性を出そうと思った。はっきりと覚えてないが、blogのURL、SNSのアカウント、勉強会やカンファレンスの登壇経験と発表資料のリンク、とかを書いたように思う。

数日して、電話がかかってきた。大手の転職エージェントからだった。

転職活動で心を病まない方法について | 言葉をポッケに持ち歩こう

※これは採用代行をしている「リクルートキャリア」と、転職支援の「リクルートエージェント」と思われる。中途では学歴フィルターの価値が相対的に低いため、目視スクリーニングが重要になる。だから人材紹介会社に年収の30%のフィーを払うし、いい紹介会社であれば業務として採用代行を任せるということもある。リクルートキャリアはそれを請け負っている。