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海外就職して1年が経ちました

海外ネタ-シンガポール キャリア 海外ネタ

シンガポールで働いてます。日系のIT会社で、私の肩書きはシステムコンサルタントです。内定が出たのは昨年2月初週(俗にいう旧正月明けの求人ラッシュ)でしたが、仕事開始は4月2日(月)でした。節目なので振り返りエントリを。

景気はいい?

Yes。そして(特にITの現場における)「景気の良さ」が何かっていうと、「人が増えることそのもの」です。私は前職(日本)を辞める1年前に大規模なリストラ(出来ない人が辞めさせられる、出来る人が逃げる、残った仕事はそのまんまの人数で回す…)を見てきたので今の環境はすごく対照的だと感じます。
そしてこの景気の良さが私にとってどのようにメリットかというと、「長く勤めてるだけでベテランになれる」ことです。バブル期の人たちはこんな風に普通に仕事してるだけで新しい人が来てSeniorityを獲得していたかと思うと「ラクな時代だったんね…」思います。

採用されるには?

上司が作った採用基準があります。
1 素直か
2 地頭が良いか/頭の回転が速いか
3 度胸があるか?
4 専門性があるか?
5 負けず嫌いか/向上心があるか?
6 コミュニケーション能力があるか?
    1)  話が簡潔か?
    2)  論理的で首尾一貫しているか?
    3)  人に好かれそうか?
    4)  間の取り方がうまいか?
    5)  空気を読めるか?
7 経歴の一貫性、納得性があるか?
8 あきらめが悪いか/粘りがあるか?
9 (自社)らしさ/文化にフィットするか?(見た目・雰囲気、しゃべり方、スマートさ、学歴・資格、大企業経験、etc)
10 スタートアップ適性/汎用性があるか?
(なんでもやれそうか?仕事を選ばずやる気はあるか?)


英語力はここでは前提なので書かれてません。
実際の面接ではそれぞれの項目で採点され、各項目の重み係数(非公開)により総得点が出る仕組みです。

英語力あがった?

おそらくTOEICスコア的には上がってないと思います。最近受けなおしてないので分かりませんが…(為替の関係で今シンガポールTOEICを受けると日本より2000円ぐらい高い)。メール書いたり各種資料・パワーポイント等作るのでそういった英作文はします。話す場面はオフィシャルにはあんまりないですが、細々とした部分でお客さんのナショナルスタッフと話す場面もあります。
日系の現場だからこれでなんとか、というレベルでしょうか。

どんな労働環境

  • PCは英語OS

Widows7のEnです。MS Office2010もEn。私はプライベートPCで使ってるのがver2000なのでメニュー(リボン)のどこになんの機能が割り振られてるのかわからず初日は難儀しました。PCを使うのは基本の基本なので、そこで躓くと転職最初の見極め(試用)期間に「使えねーなー」思われるリスクが大です。PCやシステムに詳しくない人はMS Office2010の薄い入門書があると心強いでしょう。
逆に考えると、「英語学習したいけどモチベーションが…」等と言っている人はいっそOS&ソフトウェアを英語環境にしてしまうといいかもしれません。

気のいいMBA出身者、アメリカンドラマのキャラそのものの女性、20代なのに2児の父、よくわからないインド人が現場にいます(同僚、という枠だとラオス中国台湾マレー等も。飲み会とランチでしか喋ってないけど)。最初は今の現場=日系金融機関に戸惑っていた彼らですが、最近はみんなすごく仕事に責任感を持ってガリガリやってます。他のベンダーさんから「(自社)さんはなんでローカルスタッフがあんなに残業してるのか分からない!一体どんな教育を!?」「あのローカルスタッフ達引き抜けばあの仕事そのまんま取れるな…」と狙われるほど。ちなみに残業代はありません。
別に残業することが我々の付加価値ではないんですが、今常駐している先のお客さん達は長時間労働して生き残ったエリート達なので、残っていると「頑張っている」とみられることは確かです(最悪やな)。
とはいえ、ピーク時以外は夜8時ぐらいまでなので、日本のIT現場と比べると激務とも言えないかもしれません。

  • 上司は日本人

日系企業なので上司はプロパーの駐在です。最近は非日本人のチームメンバーが増えてきたので良くなりましたが、最初はすごい頭が固いというか、東京ルールを当然のものとして捉えていて困りました。
例えば、「長期休暇取る場合連続1週間まで」。本社はそういう空気なんだそうですが(別に明文化されてない)、私の雇用契約にはそんなルールないのに…。飛行機代が安いタイミングで帰省日程を考えようとするとその縛りは相当キツいんです。最近ようやく、次の8月に約2週間の休みを取る了承を得ました。ふー。

旅行・帰国頻度

昨年実績では日本に年3回行きました(プライベート)。それ以外は全く出国してない…!
新しいシンガポーリアン同僚女性の試用期間3ヶ月が明ける頃(5月下旬)にちょうど3連休があるので、一緒に旅行しよう、カンボジアラオスがいいかな!という話をしています。
それとフィリピン留学時代の友達が昨年末からハノイで現地採用始めたので、そう遠くないうちに会いに行かねばなーと。

医療

常夏の国シンガポール、何故かたまに熱が出ます。原因はflu、日本でいうインフルエンザほどの病状でないものの感染性のナニカで、38℃近い熱を出して1.5日休んだ実績あり(Sick leave)。同じ現場の先輩は4営業日連続6日休んだことも。


親知らずが1年ちょっと前から生えてきて、止む無く日本帰国の時に抜いています。日本の住民票は抜いてきており健康保険未加入のため完全実費です。上の歯1本1万、下の歯1本2万。しかし、これをシンガポールで抜こうとすると上の歯S$500〜1000、下の歯S$800〜1300くらいはします。レントゲン取るだけでS$100、その他腫れたりして別途通院すると…4本で20-30万円レベルに。
海外に来ると食べるものが変わるので刺激で生えてくる様子。さらにこの20代後半くらいの「よし海外就職にトライしてみるか!」という年代も理由のひとつ(同じ年のラングリッチCTOも生えたと言ってた)。
海外旅行保険では通常は歯科治療はカバーしていないはずなので、対策はしておいた方がいいかも知れません。

今後の展望

とりあえずあと半年は今の現場継続予定。なんだかんだとネイティブ同僚が増えて私自身に英語力が要求されなくなりましたが、そうは言ってもいつまでも同じ所にいるよりは別の所に行きたいので、半年後の現場卒業に向けてもうちょっと一人でもなんでも出来るような交渉力を身につけます。英語力っていうか説明の仕方を含む交渉力・説得力全体ですね。2−3年後は非日系企業にいたいかな、とも思います。