読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

実体験から導き出した「留学を成功させるコツ」

海外ネタ-フィリピン(留学) 海外ネタ

到着当初は色々ショックが大きく(→カルチャーショックの5段階参照)、キャンセル料払っての転校すら本気で考えていました。
そんな中で思ったことと、フィリピン留学を成功させるコツのようなものを。

  1. 目的を明確にする
  2. いい学校にこだわらない
  3. 教えてもらっているんじゃなくて利用していると考える

目的を明確にする

これは英語以外の学習でも言えることですが、目的と目標は違います。

目的:実現しようとしてめざす事柄。行動のねらい。めあて
目標:そこに行き着くように、またそこから外れないように目印とするもの
(引用:小学館デジタル大辞泉

「英語が話せるようになりたい!」というのは目的でも目標でもないただの願望ですね。私の「英語が公用語な国(シンガポール)で働く」は我ながら具体的な目的です。TOEICスコア何百点とか言うのは目標です。履歴書にスコアを書きたいから、という場合でもそれは目標です。その場合の目的は望みの仕事に就けることです。


フィリピン留学をしたいと考えている人から相談メールを受け取ったのですが、その中ではフィリピン留学は「スピーキング及びライティングのレベルアップ」のために行いたい、と書かれていました。それに対し私は以下のように返信しました。

目的と言うのは「何が出来るようになりたいか」ではなく「それを使って自分の何の夢を実現させたいか?」です。そこをはっきりさせておく必要があります。というのも、SpeakingでもWritingでも当然相手がいるわけですが、自分の目的によって相手が異なるからです。
ピーキングなら外国人の友達を作りたいのか、仕事で英語でプレゼンテーションしたいのか、英語圏で生活したいのか。
ライティングなら文通したいのか、ビジネスメールが早く書ければいいのか、英語の書籍を出版してkindle作家として一儲けしたいのか、などです。
私の中では生活英語だから下、ビジネス英語だから上、といった分け方はしません。単に頻出する単語やふさわしい文法が違う、と考えています。ビジネスメールが早く書きたいなら応用できる定型文を多く用意しておけばいいし、友達が欲しいなら洋画や俳優といった消費者の多いコンテンツを消化しておけばいいと思います。


僭越ながら、記載された「日本語がわからない外国人とでも、スムーズにやり取りができるようになりたいです。」ではその想定相手がイメージできませんでした。でもこれについて私に回答する必要はありません。自分の中で明確にしておいてください。

いい学校にこだわらない

いざ調べだすとあまりに学校が多いので皆ついつい迷います。私も資料請求して検討したのは7校、ネットで参照しただけのところも含めると30校ぐらいでしょうか。だいぶ多いです。調べれば調べるほど迷います。
そこが留学エージェントの稼ぎどころで、彼らは言葉巧みに「僕は君たちが知らないようなすっごい情報を知ってるよ?」と言ってきます。


でも、学校がいいからと言って伸びるとは限らないし、悪い学校に入ったからと言って即ダメなわけではありません。
フィリピン「超」格安英語留学」の本を出すmohidekiさんは


Ni_nja @mohideki フィリピン留学レポート読みました。3ヶ月滞在したにも関わらず「とりあえずの1ヶ月申請。」を勧めていますが、mohidekiさん自身は滞在中に学校を変えたいと思ったことはありましたか? 2011/07/09
03:18:50
link
mohideki @ni_nja はい。僕は入校2週間で、学校選びに失敗したと思いました。笑 既にお金を3ヶ月分払っていたのでそのままやりきりましたよ。結果的には良い友達や先生との時間を過ごせて良かったと思えますが、学校の運営面が酷すぎでしたね・・・。安かろう悪かろうだったなと。 2011/07/09
08:12:42
link
と言っていました。出版レベルの人でもそれです。私は私で転校を考えるぐらい嫌な学校だったにも関わらず、TOEICは300点上がってます。9週間経った時点でTOEIC390→700前半?ぐらいです。推移や最終結果は帰国後に再度エントリ書く予定です。
(追記:これが私の留学総括記事になりました→セブ・ラングリッチカレッジ留学 Yumikoさんの場合

私が思うに「学校選びが難しいから事前にしっかり調べて決める」というスタンスは間違ってます。留学エージェントがよく言う「自分の仲介しているところはいいよ!」というのはただの売り文句に過ぎません。
所詮フィリピン留学はそういうもんだと認識し、良い学校だったらむしろラッキーと思う程度がいいでしょう。過度な期待は禁物です。その、決してよくはない環境でいかに成功させるか?を考える方がよっぽど建設的です。
(ちなみに元々CIAにいて期間満了後に別の学校に移った人を2人知っていますが、一人はCPILSで一人はCELIに行きました。彼女達は実際にアポをとってそこに足を運んで決めているので、そこの2箇所はそれなりにいいところだと言えるでしょう。私のいるCIAは何よりもご飯が美味しくないのでオススメしません。ご飯大事。)


そもそものフィリピン職業観として、ESLの教師は日本で言えば国語を教える家庭教師になるようなもの、誰にでも勤まる仕事です。安定した仕事だと見られていません。本当にいい先生ならESLスクールじゃなくてパブリックスクールで英語科目を教えられます。
ESLスクールにはそう大差のないレベルの教師が集まる、ということです。

教えてもらっているんじゃなくて利用していると考える

学校選びにも連動していますが、結局テキストやカリキュラムが良かったとしても、マンツーマン授業は先生その人に左右されます。そこが結局難しいところで、いい学校に入ったからと言って自分に合った先生に当たるとも限らないのです。
だから学校選びはそこそこに、教師からいかに自分にとって役立つ情報を引き出すかが肝です。つまり、先生には自分の要望を明確にして伝えましょう、ということです。伝えたうえで駄目だったらその時は変えるしかありませんが。


既に目的・目標のところでも伝えたように「英語力を伸ばしたいんだ」と言っても全く意味がありません。TOEIC対策をしたい、発音矯正をしたい、Listeningを伸ばしたい、Writingを伸ばしたいから自分で書いた文章を別の表現に書き直して欲しい。色々あります。とにかく全部伸ばしたい、という欲張りな人はマンツーマン授業は数コマあるのだから教師毎に役割を変える、というのもいいですね。とにかく先生側に「どうすればこの生徒の要望を満たせるか?」を考えさせましょう。


話はちょっと変わりますが、5週間ぶりに入学当初に担当してくれていた先生に戻したところ、あまりにその先生の話し方がゆっくりというか、幼い子に言い聞かせるような必要以上のゆっくりさ・派手すぎるイントネーションのせいで逆に言っていることが理解できなくなっていました。私達生徒はもういい年齢だし学校教育も修了しているのでコツを覚えるとすぐに伸びますが、教師の教え方メソッドがその幅に対応していないことがある、ということです。こういう場合は先生が好きでもすぐに変えるに限りますね。もしくはListeningを強化してほしいからテープを使って欲しいと言うとか、Writingをして添削をしてもらうとか、とにかく別の方法を使ってもらうことです。


教師利用方法の裏技は生徒同士の情報交換です。どの授業・どの先生がいいかを聞くべきです。結構長くいてそろそろ帰る、という生徒ほど狙い目でしょう。きっと惜しみなく教えてくれるはずです。
大体の学校は先生が合わなかった時に変えられるシステムを持っています(逆に言うとエージェントと連絡を取る際にそこはしっかり確認しておいた方がいいかも)。私のいるCIAでは土曜日の午前中にだけ順番で変更が出来ます。


数ヶ月も滞在していると、だんだんその生活に飽きてくることも当然あります。大体にしてフィリピン留学というのは中学・高校のおさらいがほとんどです。日本の参考書が質量ともにとても豊富なのが恋しくなるほどです。そんな時に、「しょせん安かろう、悪かろうか…」と思うか「自分で選んでこの学校に入ったんだ」と考えるかで結果が違って来るでしょう。
教わるはpassive、利用するはactiveです。
受身でやるんじゃなくて能動的に、攻めのスタンスで行きましょう。